コラム

崎津

こんにちは。

河浦町の崎津について、熊日新聞9月2日より。

2018年世界文化遺産登録の名称が『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』に変更されました。

『天草』という文言が入ることによって天草が世界的に認知されることに歓喜の声が広がったとのこと。

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天草に世界遺産が!ということで崎津周辺は沸いているみたいです。これは天草市民にとっても嬉しいこと。

天草の活性化ということについては、世界遺産登録されれば、この上ない盛り上がりになるのではないでしょうか。

楽しみです。

ですが大事なのは、登録後にしっかりと文化遺産の保護を徹底することが一番大事です。そのための世界遺産なのですから。

次いで、観光客が大勢来てくださるならば、その受け皿をしっかりと確保することが大事でしょう。

「世界遺産なったから来てみたけど、もう来たくないな。」と思われないように努める姿勢が重要だと思います。

 

誤解を恐れず申しますが、ここ数年の日本国内の世界遺産はちょっとどうかと個人的には思っております。

単発では世界遺産にまではなれないので、〝群〟として各地に散って登録をつかみとる、という流れになっております。

決して悪いことではありませんが、

単なる田舎の町おこしがメインにすり替わっていて、とにかく世界遺産登録を!という気質がすけて見えてしまいます。

 

本質は後世に伝えるべく文化遺産の保護です。観光客や町おこしはその結果論であります。

天草も一喜一憂するのではなく、崎津集落という歴史的文化的遺産を大事に保存する気持ちを忘れないでがんばりたいものです。

 

 

続いては、新聞ではありませんが、「市政だより天草」の9月1日より、個人的に気になる記載がありましたので。

「自動車部品メーカー㈱デンソーが五和町の旧五和西中学校跡地藻類からバイ燃料を生成する大規模培養実証施設を開所しました。」本文より。

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こういったデンソーほどの大企業が天草で実験をすることは非常に嬉しいものです(おそらく天草の藻が適していた?)。

実験内容も未来を見据えた素敵な内容ではないでしょうか。

これこそ地域活性化には最高かと。こういった実験が実を結んで、本格的に進出となれば、将来的にひょっとしたら雇用も人口も増えるかもしれません。

天草は高速道路も無く、電車もない、陸の孤島なので、なかなか大企業の進出は難しい土地柄です。

そんな中こうした大企業が進出してくることは喜ばしいです。

 

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