基準地価
こんにちは。国土交通省が7月1日時点の基準地価を9月20日に発表しました。
以下画像は9月20日の日経新聞と熊日新聞より。
見出しがにぎやかに見えます、が、実際は2極化がどんどん進んでいる状況です。
いい場所は上昇し、不人気な場所は下落に歯止めがかからない、という。
人気が高いのは、もちろん東京大阪名古屋、そして仙台札幌広島福岡、と順当です。
これら大都市は極端すぎますので、『天草も地価は上昇したのかな。嬉しいな』と勘違いをしないように!!
天草は今後どんどん地価は下落し続けます。本渡市もです。
理由は毎回申していますが、人口が増えないから。
九州では福岡市が人口が増えています。だから地価は上昇します。
県内では大津合志などは人口が増えているので、同様に地価は上昇します。
天草は人口が減り続けるし歯止めがかからないので地価はどんどん下落します。
なにかしらの展望(人口が増える)があれば、下落は食い止めることはできるかと。
例えば、大きな企業の進出とか大学や専門学校開校とか火力発電増設とか自衛隊基地新設とか…
どれも厳しそうですね…
崎津に観光客が増える、という点は現実的ないいニュースでしょう。※大阪等都心部は訪日観光客が多くて地価上昇に反映されてます。
こういったことからコツコツと人が集まるようになれば変わってくるかと思います。
ここで天草の地価について。
上記新聞の見出しを見てしまうと、ついつい地価が上がり景気がいいように感じてしまいますが…。
唯一がんばっているのが本渡市内です。
需要があるので横ばいでがんばっております。この時代で『横ばい』は上昇に近いくらいの大きな大きな価値はあるかと思います。
それ以外の天草の地域は軒並み下落です。以下にランダムに抜粋します。 ※()は昨年比の下落率。
本渡市
・八幡町:55 ⇒㎡5.5万円⇒18.2万円/坪 (0 横ばい)
・古川町:47.6 ⇒㎡4.76万円⇒15.7万円/坪 (0 横ばい)
その他
・牛深:14.2⇒㎡1.42万円⇒4.6万円/坪 (-5.3)
・有明町大島子:13⇒㎡1.3万円⇒4.2万円/坪 (-3.7)
・倉岳町宮田:6.3⇒㎡6300円⇒2万円/坪 (-3.1)
・五和町二江:17.6⇒㎡1.76万円⇒5.8万円/坪 (-2.2)
・河浦町河浦:9.4⇒㎡9400円⇒3.1万円/坪 (-5.1)
・天草町下田:12.1⇒㎡1.21万円⇒4万円/坪 (-2.4)
- カテゴリ
- 地価