コラム

基準地価2022

こんにちは。2022年基準地価が発表されました。

基準地価は7月1日時点のもので土地取引の目安となる地価。都道府県が調査をまとめて国土交通省が発表します。

 

令和4年9月21日の新聞各紙を。

 

朝日新聞より。全国の動向を。

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【観光地】京都や鎌倉は持ち直してきたよう。訪日観光客減の影響をもろにくらっている高山や道頓堀は下落。でもこれからコロナが落ち着いて訪日観光客が増えれば上昇に転じるのでは。

【繁華街】銀座・中洲の回復はこれから。会食の回復はこれからでしょうか。

【郊外住宅】

・北海道北広島の勢いは凄い。日ハムの球場誘致の影響大。29%の上昇は尋常でない。

・つくばエクスプレス沿線のつくばみらい市は堅調。コロナ禍での居住環境への意識改革のあらわれ。

【工業】

・ネットでの宅配が堅調のため、ここ最近物流施設はずっと需要増。

・TSMCの進出で菊陽町の上昇率は全国1位の31.6%増。

 

 

 

日経新聞より。九州の動向を。

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「2年連続の全国首位」と、福岡の人気は素晴らしい。住宅地・商業地ともに優等生。

 

 

熊日新聞より。熊本県の動向を。

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「県内地価3年ぶりプラス」との見出しが。

が、合志市・大津町・菊陽町が牽引して数字を押し上げている状況。

それ以外の市町村はなかなか厳しい。

 

朝日新聞より。菊陽町。上昇率が全国首位と!

今後も当分はバブリーでしょうねぇ。

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熊日新聞より。天草の動向。

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基本的には例年どうり、どこの市町村も減少の下り坂を転げ落ちてます。

が、なんと特筆すべくは、

八幡町が400円上昇!!!

古川町が700円上昇!!

これはなかなかすごいこと。横ばいはあっても上昇はないですからね。

人気が高い証拠でしょうか。住宅需要はあるし、人が集まるから。今後の動向に期待。

 

 

日経新聞二部より。地方の動向は。

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地方の動向をふまえ、天草の今後の動向。

記載にあるとおり、地方の下落は今後も当然続くでしょう。九州では福岡・沖縄以外は全て。

人口減少』が最大のポイント。これ以外にはありません。

※訪日観光客が期待できれば上昇に転じるのでしょうが、住宅地には関係がない…。

沖縄は『人口増加が続く』ので上昇幅も拡大。これが人口増加エリアの結果でしょうね。

 

天草は2030年(7年後)には人口5.6万人にまで減少すると言われています。

そう考えると地価は著しく減少するものと楽観することが大事ですね。

 

最後に、地価が未来永劫上昇し続けることが本当にいいことかどうなのか、立ち止まって考えることも必要ですね。

 

※地価にはいくつかありますが、今回は基準地価。

<基準地価>都道府県、7月1日、土地売買の目安

<公示地価>国土交通省、1月1日、土地売買の目安

<路線価>国税庁、1月1日、相続税の算定基準

 

 

 

 

 

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