16年基準地価
こんにちは。
2016年の基準地価が発表されました。
全国的には、もちろん地価は下がり続けております。
唯一上昇しているのは、大都市のみ。東京・大阪・名古屋は当然として、今回目を見張るのが、『福岡・広島・仙台・札幌』。
これら4都市の上昇率は、3大都市圏を上回っているとのこと。中核都市として人口増が続いているのが要因かと。
こちらの画像は9月21日日経新聞第二部。
全体的に見ると、47都道府県で住宅地商業地ともに上昇したのは『宮城・福島・千葉・東京・愛知・沖縄』のみ。
続いて、熊本県内。
熊本市内は上昇箇所も多数。それ以外では、大津町の住宅地の一部、菊陽町の住宅地の一部、合志市の住宅地の一部、八代市の住宅地の一部が微増しました。
それ以外は上昇した地点は県内にありません。全て下落もしくは横ばいです。
天草・玉名・荒尾・人吉・宇城・宇土・山鹿など県内中核市でも上昇はありません。
つまり、県内に関しては、人口増が続く熊本市都市圏以外は今後も地価は下がり続ける、という状況です。
続いて、天草市。
こちらは9月21日の熊日新聞より。
県内と同様に、上昇は一箇所もありません。
人気の八幡町・古川町が踏み止どまって下落はしませんでしたが、横ばいのまま。商業地の栄町も下落。
本渡市以外は軒並み大幅下落。
先行きについてですが、天草市の地価はこれからも下落がずっと続きます。人が集まる本渡市も今後はゆるやかに下落していくでしょう。
私見ですが、日本全国的に地価はあと3年後から4年後に大幅に下落すると思っています。
理由は2つ。1つは、消費税増税(2019年10月)による不景気。
もう1つは、東京オリンピック特需の喪失による不景気。
日本中が不況にさらされる可能性は非常に高いと思っています。ここまでは当然の流れで、その後が大事です。
不況になると、地価が下落します。そして、全ての建築費(戸建住宅・マンション・オフィスビル等なんでも)が下落します。日本中のハウスメーカー・建設会社・工務店・不動産業者が大打撃を受けるでしょう。
地価は景気のバロメーターです。不景気のあおりを地価下落が先にこうむります。
という理由から4年後以降は地価は大幅に下落する、と思っております。
※日本の景気全体がです。天草市は若干あてはまらないかと。
地価の下落は悲観的ではありません。いいことも多いのですよ。
マイホームを検討している人は4年待てば、土地は安く買えて、家も安く建築できる、かもしれません。※住宅ローン金利はどうなっているかわかりませんが。
地価が下落すると、路線価も下がり、相続税も安くなる可能性もあります。また、固定資産税も安くなる可能性も。
土地の資産価値は下がるかもしれませんが、地価下落が単純に悪いことととらえないでポジティブに考えた方がいいですね。
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